JOURNAL
私が住むニューヨーク州は外出禁止令が発令されてはや3週間。
日々いろいろなことを考えます。
なんでこんなことになったんだろう?
考えても仕方がないのだけど、
何かの陰謀? 宇宙人の仕業?
なんてことから、結局思うのは
これは「人間への警告」ではないかなという事。
たくさんの命が犠牲になっている中ではもはや警告ではなく実弾ですね。
目まぐるしく動く世界の中で、今一度立ち止まって、生き方を、振る舞いを、考える時なのではないでしょうか。
地球規模で見れば経済活動が止まったことによって大気汚染が格段に減ったと報告されています。
もちろんこのまま経済が止まったままでは生きていけないけれど、やり方やスピードを変えるきっかけになるのではないでしょうか。
そして個人レベルで考えると、世界中の人々がそうである様に私の生活も大きく変わりました。
毎朝の送り迎えはなくなり、子供達と過ごす時間が多くなりました。
時間があるので子供を急かす事もなくなり、気持ちに余裕ができるようになりました。
こうなってみると如何に今まで必要以上に忙しくしていたのか気づかされます。
家族だけの生活になると、しっかり自分自身、家族と向き合うことができる、すなわち自分たちが何を大事に生き、どうやって生きるのか。今まで以上に自分の価値観を大事に生活するようになりました。
事態が深刻なNYではいつ自分や家族が感染してもおかしくない状況。
自分の気持ちを段階的に表すとこんな感じ
1、感染する可能性があることはわかってる(でも多分自分は大丈夫。まだまだ他人事)
2、感染する可能性高まってきたな(かかったら怖いな、かかるか・・・も?)
3、感染する可能性かなり大(徹底した予防と感染した際のシミュレーションを始める)
もう3の段階です。感染したらどうしよう怖いなあとブルブル震えているだけではダメです。
自分や家族が感染する事を考え始めました。
今まで当たり前だった日常がどれだけ貴重なものだったか。
明日以降の日々が当たり前ではなくなるかもしれない、そんな覚悟をしています。
逆に段階②の時の方が不安だったかもしれません。神経質になり過ぎても家族にもストレスになるかな?と思っていましたが中途半端な状態が不安で仕方ありませんでした。
今の段階③になるともう覚悟を決めた心境です。できる限りの予防をする。大げさだとしても徹底的に予防策をうつ。それでももし感染したならば、しょうがない。
後でやっておけばよかったと後悔するよりはずっといい。
そんな思いからスーパーへ行くのも辞めました。
地元の農家から、週一回のお野菜の宅配を頼み、保存食や冷凍のお肉はオンラインオーダーで宅配を頼んでいます。
ビールも地元のビール屋さんの直接の宅配。
なんだか一昔前の暮らしみたいです。
地元の商店街でお野菜やさんから新鮮な旬の野菜を買って、
酒屋さんがビールを運んできてくれる。
卵は庭の鶏が産んでくれる(それは無理なので地元農家で新鮮な卵を頼んでます)
毎日朝のヨーグルトにはストロベリー、バナナを入れていたけどこの辺りでは苺はまだ出来ていません。スーパーではカリフォルニア産の苺を買っていたけど、
そんな必要はないんだ。 地元で採れるリンゴでもいいし、冬に作っておいたアップルソースをいれたっていい。
遠い国から運んだ果物でなくて、地元で採れる旬の物を楽しめばいいんだな。
早く甘い苺が食べたいなあ、早くあったかくならないかなあ〜と待ち遠しく思う。
そうやって四季を感じて生きる。それは四季の豊かな国、日本の人が得意とする生活ですよね。
遠くから来るものを選ばないことはもちろん地球を考えることにもつながりますしね。
そうかそれでいいんだな。
そんなことを考えながら日々暮らしております。
十分に予防をして、あとは心と体の健康に努める!これが何よりです。
ストレスは最大の敵なのでニュースもなるべく見ない様に、スマホも違う部屋に置いておきます。
目の前に流れている子供と過ごす平和な時間、そこに身を委ねる事がなによりの予防薬ではないでしょうか。
この騒ぎがおちついたら世界はどうなっているのか。
一人一人に考え、選択する力が身についているだろうなあ
そして何よりも、自分の価値観を大事にし、暮らしを大事にするようになっているのではないでしょうか。
Stay home , Stay healthy
Designer Kimiko